レコルトのオーナーシェフの松尾です。私はこのパン屋をオープンさせる前、臨床検査技師として働いていました。パン作りはもともと趣味でしたが、シンプルな素材が作り手によって全く違うパンの世界に魅了され、臨床検査技師を辞めて人気のパン屋でパン職人の修行を開始。「5年で自分の店をオープンさせよう」そう期限を付けて修行をしていました。念願の自分の店は3年後にオープン。人は信念があれば、やりとげられるのです(笑)パン屋の多い神戸で自分らしさを表現するために、私が好きな科学をイメージし、科学の理論に基づいたパンを焼くことを決意。ありがたいことに、毎日たくさんの方が足を運んでくださっているrecolteですが、初めは小さなお店からスタートしました。人の縁に恵まれ、現在本店は、大きなオーブンが置いてある一階と二階で大好きなパンを日々焼ける環境になりました。私がパンに魅了された理由は、もう1つあります。それは、人を笑顔にするエッセンスがあると感じているからです。そしてその笑顔は周囲の人を幸せにします。私のパンで笑顔になってくださるお客様を見ると、パン職人ってやっぱりいいなと日々再確認し、お客様の幸せのために今日もパンを焼こうと思えるのです。
本店 |神戸高速線「大開駅」・JR神戸線「兵庫駅」から近くにあります。
神戸店|神戸高速線「西元町駅」・JR各線「神戸駅」から近くにあります。
フランス語で「実る・収穫する」という意味のrecolte(レコルト)は、必ず来る実る季節と季節が巡っても当店に足を運んでほしいという想いを込めてつけた名前です。また、ロゴのデザインの観覧車にも想いを込めています。遊園地といえば、観覧車を思い浮かべるようにたくさんの方から目印にするパン屋になりたい。そして観覧車も巡り元の場所に帰るように、暮らしの中で、「レコルトにいこう」と思っていただける存在になりたいという目標でもあるのです。
私がずっと思っていることは、「出会う人たちを幸せにしたい」ということ。レコルトは、日常の小さなことを話したくなる...。そんなパン屋を目指しています。
レコルトの主役は店頭に並ぶパンであり、足を運んでくださるお客様であり、毎朝早朝、遅くまで働くスタッフでもあります。私は「皆が笑顔になれる」ここを大切にしていきたいのです。
生み出すパンは全てが私の子供のような存在です。たくさんの人から子供達を愛してもらえるように、まずは私が愛情をかけるところからがスタート。努力をして想いを込めるからそこに美味しいが生まれる、これが美味しさの根本だと思うのです。
プライベートでも笑顔を絶やさない。休日にはテニスやジョギングなど、全力で楽しんでいます。何事にも諦めず、努力し、乗り越えていくすべを探すことこそが、日々の幸せに繋がると感じています。
失敗を恐れてやらないことは可能性を否定してしまう。私の自由な発想のパンたちも成功ばかりではありません。失敗しても、必ずいつかその経験が生きるときが来るものなのです。
長々と私の世界にお付き合いくださりありがとうございました。まだまだrecolte(レコルト)は色々なことに挑戦の真っ最中です。人は、7回転んだとしても、8回起き上がれば前に進むことができます。決まったレールの上ではなく、常に新しい道を探して、レコルトらしくこれからも頑張って進み続けるので、どうぞこれからも「boulangerie recolte(ブーランジェリー レコルト) 」をよろしくお願いします。